自筆証書遺言とは、普通の方式(民法967条本文)のうちの遺言方法の1つです。民法968条に規定されています。
■遺言の書き方
自筆証書遺言を作成するには、遺言者が
①遺言の内容となる全文
②日付
③氏名
を自署し、かつ
④押印する
ことが必要です。(民法968条1項)
「自署」について、カーボン複写でもこの要件をみたすと考えられています。
また、遺言を作成するにあたり、その文章を封じ、封印することまでは求められていません。
④の押印については、遺言書自体に押印がなくても、遺言書本文の入った封筒の封じ目に押印がされていた場合には、遺言の作成要件を充たすと考えられています。
■遺言の変更方法
自筆証書中の変更は、遺言者が
①その場所を指示し、
②これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ
③変更の場所に押印
しなければ効力を生じません。(民法968条2項)
さいたま相続サポートセンターは、志木市、板橋区、朝霞市、新座市、和光市、ふじみ野市を中心に、東京都、埼玉県などで、相続税、遺言(自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言等)の必要書類作成、遺言執行、遺言信託のご相談など、様々な遺言問題全般について、初回無料にて税務相談を承っております。
遺言についてお悩みの際はお気軽に当事務所までご相談下さい。
自筆証書遺言
さいたま相続サポートセンターが提供する基礎知識
-
埼玉県の事業承継は当事...
事業承継とは自分が行っている事業を後継者に引き継ぐことです。よく言われる「後継ぎ」です。しかしながら、...
-
公正証書遺言
公正証書遺言とは、普通の方式(民法967条本文)のうちの遺言方法の1つです。民法969条に規定されてい...
-
相続放棄
■相続放棄とは 相続放棄とは、相続人が一切の遺産の相続を放棄することをいいます。 相続では、被相続人が...
-
相続税の申告
■相続税 被相続人の遺産を相続したり、遺贈を受けたりした際に、その財産の評価額が基礎控除額を超えている...
-
土地を相続したときの相...
相続が行われる際に、不動産の相続税の評価額は額も大きく、相続税の納税額にも影響をするものになってきます...
-
遺産相続するか、放棄するか
被相続人の遺産を相続することは、不動産や預貯金といったプラスの財産だけでなく、借金やローン、損害賠償債...
-
生前贈与
■生前贈与とは 厳密に言えば、生前贈与という言葉は法律上にはありません。一般に、生前贈与とは、「相続を...
-
家族信託
■家族信託とは 家族信託とは、一般に、財産を持つ人(委託者=受益者)が、自分の老後や介護などといった特...
-
相続相談
■相続相談 いざ相続をするとなったとき、法定相続人や相続財産を調査して遺産分割協議をしたり、遺言を検認...