相続財産を売却する際の譲渡所得税/さいたま相続サポートセンター(埼玉県志木市/板橋区)

相続財産を売却する際の譲渡所得税

相続や遺贈で取得した財産を売却した場合、その売却益は譲渡所得税の対象となります。特に、不動産や骨とう品など相続税額と譲渡対価の金額に大きな差が発生し得る資産には注意が必要です。
譲渡所得税は譲渡対価から売却した資産の取得費用や譲渡するためにかかった費用を差し引いた金額(譲渡所得)に税率をかけて納税額が決められます。
相続財産を売却する場合は、次の要件に該当すればすでに納付した相続税額の一部を、その取得費用として譲渡所得税の課税対象から差し引くことができます。

その要件は、
1.支払った相続税額を譲渡所得から控除する人が相続や遺贈によって財産を取得した者であること
2.その財産を取得した人に相続税が課税されていること
3.相続や遺贈により取得した財産を相続開始の日の翌日から相続税の申告期限の翌日以後3年を経過する日まで(おおよそ3年10ヵ月以内)に譲渡していること
です。また、支払った相続税額を譲渡所得から控除するためには、所得税の確定申告書に計算明細書や一定の登記事項証明書や確認書などの写しを添付することが必要があります。

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